ロックだぜ
3時間ほど在来線に乗った。
電車内で勉強した。集中できた。他にできることがない状況ってすごい。逃げ場がないから集中せざるを得ない。
どこかに出かけるとき、たくさんの荷物を持つ癖が僕にはある。出先で退屈しないよう、後悔しないよう、あれもこれもカバンに入れてしまう。
持って行くものを絞るというのは集中力を高めるためにも必要ではないか。
逃げ場がない状況を作って嫌でも勉強に向かう環境に自分を追い込んでいくのも大切だ。
そうなるとスマホは一番の曲者になる。スマホをいじりはじめると30分なんてあっという間に過ぎていく。大したものを得られず大切な時間だけ失う。
もっとハングリーになるべきだ。便利すぎる。物に意思が負けるなんて異常だ。
一日一食のおかげで満腹のときより空腹を感じているときのほうがパフォーマンスが向上することを知った。
満たされないときにこそ人間はその人の持っている本来の力が発揮されるのだ。
電車内という不自由な空間の方が勉強は進んだ。
そう考えてみると適度な制限が加えられたときこそ人間は自由になれるのかもしれない。
もし死がなかったら生の喜びはない。死という制約が生を輝かせてくれる。
ガチガチに縛られるのは困るけど、適度な縛りであるなら歓迎すべきだ。
不自由から自由を見出すのがロックだぜ!