突っ込んでジャンル分け
あることで怒った。
改めて思う。怒りは冷静さを失わせる。
怒りに焦点を合わせると怒りと一体となってしまう。その瞬間は怒りに全てが乗っ取られる。
怒らないのは凡人には無理だ。
凡人にできるのは1つ。怒りのできるだけ早い沈静化だ。
そのためにはどうするか。
自分で自分に突っ込むのが一番いい。「あっ、また怒ってる。怒ってるよ」と自分に突っ込みをいれる。
すると怒りと自分の間に隙間が生まれる。少しだけ客観的になれる。そのぶんだけ怒りが静まる。
怒ってから自分に突っ込みを入れるまでの時間をどこまで短くできるのかが勝負だ。
究極は怒ると同時に突っ込めるところまでいきたい。
怒りと突っ込みとの時間差を極限まで縮められるなら、それはもはや怒っていないのに等しい。
単純な怒りなら突っ込みひとつですぐに消え去る。
反面、突っ込んでも簡単には消えないモヤモヤ残りつづける怒りがある。
そんな怒りには突っ込むとともに、その奥にどんな感情が隠されているかを探るのだ。
怒りの感情のジャンル分けと考えるとわかりやすい。
僕が頻繁に怒りを感じる場面で例えると、3人が横並びになって道を塞いで歩く若者がいるために進路を妨害されて腹が立ったとしたら、この怒りの原因は何かを考えてみる。
それは「公の場を我がもの顔で使用し、周囲に気を使わないことへの怒り」かもしれない。
自分が進みたいのに進めない。「自分の行動を邪魔されたことへの怒り」かもしれない。
後ろから歩いている僕に気づかない。「僕を無視されたことへの怒り」かもしれない。
こうやって原因を考えてみると、そんなに大したことで怒ってるわけではないとわかる。
のちに冷静になって考えてみると怒るほどのことでもないことで怒っている場合がほとんどだ。
怒りのジャンル分けをする目的。それはこんなことで怒るなんて僕はどれだけバカなんだという後悔を後々ではなくその場ですぐすることにある。
腹が立ったら突っ込む
まず、これ。