我以外皆我師

アドバイスが有効だとは思わない。

ただ自分から相談をもちかけておいて相手がしてくれるアドバイスをいちいち否定する奴には今すぐいなくなってもらいたい。

話がすすまない。

時間の無駄だ。

アドバイスするやつも悪い。

否定されるとわかっていてアドバイスするなんて。

とにかく相談という形の愚痴で人の大切な時間を奪うな。

死ぬまでの貴重な時間を無駄にしている場合ではない。

だから僕は相談という形の愚痴を聞かされたときには、努めて愚痴を肯定するようにしている。

愚痴をこぼしてる姿がいかに惨めかわからせるためには、そいつの愚痴を大袈裟に肯定してやればいい。

愚痴に対して2割増しくらいにそいつの愚痴を言い換えて肯定して返してやる。

人から代弁されると客観的になれるので賢い奴なら自分がこぼしている愚痴のかっこ悪さに気づく。

バカな奴は賛同者を得たと思ってより愚痴が激しくなる。

そうなったら付き合いきれないから放っておく。

話がバカすぎて楽しい場合はもう少しのっかることもある。

ただ基本的には限界がきたらその場にいる他の誰かに任せる。

愚痴ばかりこぼしてたらなめられるんだな、結局。

みんな親身に相談にのってくれてるようにみせてるけど、「こいつはこの程度のことでグズグズ言う弱い奴なんだな。なめてよし」と内心では判断している。

愚痴は言う相手を間違えると自分のポジションを落とすことにしかならない。

愚痴をこぼすのは弱点をさらす行為なのだから。

愚痴に対するアドバイスを否定するのは弱点の克服方法を否定しているのであり、僕は弱点を克服する勇気も決意も持てないおこちゃまですと宣言しているのと同じ。

バカだ。

こういうバカが身近にいたおかげで、40歳過ぎても愚痴ばかりこぼしていた大バカ野郎の僕も愚痴のかっこ悪さに気づけた。

「 我以外皆我師」

吉川英治の残したこの言葉を僕は漫画の「空手バカ一代」で知った。

自分の不足を見せられるから怒るのだ。

相手も足らないかもしれないが、自分も足らない。

変えられるのは自分だけ。

変えるべきは自分だ。 

マス大山先生、ありがとうございます。

苦しいことがあったら腹筋を鍛えます。

1日10回寝る前に。

チェストー!!!