楽しい別れ

一日一食をはじめる前にはかなりプレッシャーを感じた。やれるだろうか。もつだろうか。

未知の世界だったから大層なことをはじめるような気がした。

やってみたらそんなに大したことではないとわかった。だから2ヶ月続いている。

あとガチガチの原理主義でやってないから。人と会うときに、「2食目なんで食べません」とは言わない。失礼のないようにちゃんと食べる。

もうひとつ。本気で取り組まなければとおもっていることがある。飲酒だ。

ある目的が達成されるまでは家でひとり飲む酒はやめたい。完全にやめたい。「家で」「ひとり」で飲む酒を、だ。

家に友人がやってきたときに飲むお酒や、外で人と飲むお酒は別だ。それまでやめるとこれもまためんどくさい原理主義者になるだけだ。

で、こんなものは「やめたい、やめたい」とお題目のように唱えていたからといってやめられるものではない。

だからここで宣言する。

ある目標を達成するまでは「家で、ひとりで飲む酒」は完全にやめる。

目的達成はいつになるかわからない。一生無理かもしれない。もしそうなら僕は一生ひとりでの晩酌はしないということになる。でもそれくらいの覚悟を持たないと、目的を達成することはできない。

週末ならひとりで飲むのもありにしてきたけど、それも今日で終わりだ。今日で終わりというのは今日飲んでから終わりではなく、今日からもう飲まない。昨日も飲んでないからちょうどいい。

最初はビビるけど、一日一食と同じことだと思っている。やってみたらなんてことはなかったってことになるばすだ。

はい、やめ。

これでもうやめ。

この瞬間から僕はひとり家飲みをしない人になった。もうひとりでは飲まない。

だいたいお酒を飲まないことで何か不都合なことがあるのか? 

飲むことでの不都合はたくさんあっても、飲まないことには好都合しかないはずだ。

さようなら、ひとり晩酌。

また会える日を楽しみに待ってろよ。結果を出して必ず戻ってくるからな。

「さようならぁ〜、さようならぁ〜」

もういいよ、ひとり晩酌。追ってくるなよ。

 

「さよーならー

   さよぉーならぁー

   さぁよぉーーならぁぁぁーーー

   まってるよぉぉぉぉぉーーーーー」