今の空腹感は腹八分目くらい/一日一食

今朝体重を計ったら69.8kgだった。

一日一食をはじめてから15日で2.1kg減った。

昨晩はパスタを妻が残したものまでがっつり食べた。

晩の一食を好きなだけ食べ続けてこの結果なら文句はない。

 

2日、3日お酒を飲まないのも当たり前になってきた。

そうなってくると酒が心身にかけていた負担の大きさを感じるようになった。

酒を飲んだ翌日は体が重いし、頭は冴えない。

飲酒の影響を受けている日はベストな状態の半分くらいのパフォーマンスしか発揮できていないのではないか。

やる気という心理面、動作のキレという身体面でグタグタな状態だということが自分でよくわかる。

毎日飲酒をしていたときは、グタグタがノーマルだったから客観的に感じることはできなかった。

振り返ってみると長年にわたる毎日の飲酒により、20数年間ずっと心身に負担をかけてきたわけだ。

これをゆるやかな自殺という。

毎日の飲酒を卒業できたのはありがたいかぎりだ。

 

一日一食にしてから心身の状態に敏感になってきている。

具体的にはくだらないことで悩まなくなり、行動が速くなるなど、能動的で選択的な言動がとれるようになったわけだ(すべて当人比)。

 以前も書いたが、空腹を感じてからがスタートで、そこから持っている本来の力が発揮されはじめると確信している。

肉体労働に従事していない中年おっさんには空腹時こそベストな状態だ。

 

で、これが大切なところなのだが、僕が言っている空腹を感じる状態っていうのは、以前好き勝手に食べていたときの腹八分目くらいの状態に過ぎないってこと。

言い換えると、空腹にばかり意識がいって別のことに集中できないという状態ではなく、「まだまだ食べたいな」ってくらい。

耐え難きを耐えているわけではない。

無理するつもりはまったく無いから、お腹が減って精神に乱れが生じたらヨーグルトを口にしている。

 

ブッダも、「難行苦行益なし」とおっしゃっている。

欲に流されず、かといってストイックになり過ぎない。

一日一食は中道を学ぶ入り口のひとつになるのではないか。