他人の感情は他人のもの

他人の感情と自分の感情をごちゃまぜにしてしまうことが苦しみをうむ原因のひとつだ。

他人が怒っているからといって自分もいっしょに怒る必要はない。

他人が不機嫌になっているからといって自分も不機嫌になる必要はない。

他人は他人、自分は自分。

そう考えられるようになるだけでそこそこ楽になれる。

厄介なのは他人を利用して自分の欲求を満足させようとする輩だ。

この手の輩は自分の感情に相手を巻き込もうとする。

そうすることで相手をコントロールしようとするのだ。

直接本人に確認すれば済む問題を本人に聞くことはぜず、周囲の人間にやたらと聞いてくるやつがいる。

そういう輩だ。

またその問いの内容が周囲の人間にも関係する利害を含んでいるところがいやらしい。

まったく関係ないことではなく、若干の関係があるところを突いてくる。

 自分ですべき嫌な仕事を他人にやらせてしまおうとするのだ。

これは日本の著名な観光都市に住む人たちに多い特徴といえる。

この手の輩は放っておくにかぎる。

この手の輩の問いに答える権利も義務も自分は持っていないことを忘れてはならない。

わかりません、知りません、考えたこともありません、そんなものでしょうか、どうしたものですかねぇ、困りましたねぇ、などの言葉で逃げ切るにかぎる。

とにかく人の感情にコントロールされてはいけない。

他人の言動で自分の感情が動かされそうになったら一呼吸おこう。

「おいおい、感情が高ぶってるよ」とツッコミを入れよう。

自分の主人は自分だ。

他人が自分の主人ではない。