記憶の保管がままならない
ひとつの用語につき200文字前後の説明文がある用語700語と、その説明文を覚えなくてはならない。
ひたすら書く。
ひたすら音読する。
はたしてそれで覚えられるのだろうか。
覚えられたとして時間はどれくらいかかるのだろうか。
一言一句まちがってはいけないわけではない。
用語の意味を説明できたらそれでいい。
しかし説明に使用する専門用語はきっちりと覚えて使用しなくてはならない。
とにかく試してみた。
まず音読と音読したものを録音して聞くやり方。
これは僕にはまったく向いてなかった。
音読をしている間は字を追うことに集中してしまい覚える機能がまったく働かない。
音読を録音したものを書いてみたが、頭の中でフレーズを反復している間に次のフレーズがはじまってしまい記憶すべき情報が定着しない。
フレーズとフレーズの間を長くし反復する時間を設けてみたけれどあまり効果はなかった。
次に書いて覚えた。
覚えられる。ただ時間がかかる。
復習のときも書いてみたが、頭の中で流れるフレーズを文字にするのだから、確認作業を二度行っているということでこれはあまり意味がない。
ただし漢字が書けるかどうかの確認という意味では書いて確認する作業は必要だ。
ともかく書いて覚えるのは時間がかかりすぎる。
最後に試したのが全てを頭の中で行うやり方。
頭の中で音にしてなんども反復して思い出す。
これが僕にとっては最も効率がよかった。
書きながら覚える作業の半分くらいの時間でいける。
ただし書く作業をたまに取り入れないと漢字を忘れている場合があるのでこのやり方も過信はできない。
そんなこんなで200語くらい暗記したつもりになっていたあたりからボロボロ記憶が抜けはじめた。
1週間スパンで確認作業を行っているのだが、忘れてること甚だしい。ほとんど忘れている。
このままだと新しい情報を覚えたら覚えただけ忘れていってしまう。
トコロテン状態だ。
記憶方法よりも、今は記憶の保管方法が問題になっている。
まあ、記憶の保管方法まで含めて、記憶方法なんだろうけど。
つらい。天才に生れたかった。