ウォーク・ディス・ウェイ

 

アドバイスと説教が大好きな上司がいた。

毎日、マンツーマンで1時間以上のアドバイス&説教タイムが設けられた。

話が終わったと思ったら、また最初に戻って同じ話が繰り返される。

うんざりするから話を右から左に聞き流す。

その空気が上司に伝わって、より一層上司のアドバイス&説教に熱がこもる。

悪循環だった。

上司からされたアドバイス&説教の内容のほとんどは記憶に残っていない。

心に残っているのは、「アドバイスや説教の内容のほとんどは相手に伝わらず、自慢話を聞かされたときに感じるのと同じ種類の不快感を相手に与えてしまうだけで終わる」ということだった。

アドバイス&説教が発生するとき、送り手と受け手の間には上下関係が存在する。

語られる内容の正しさよりも、社会的に認められた上下関係で相手を黙らせているだけのパターンがほとんどだ。

アドバイス&説教は、する側の正しさと優越感を確かめるための儀式なのだろう。

無駄な儀式。

権威好きは儀式が好き。